Photo by Julia Comita/ From Ms. Jackson’s HP
かねてより、一部では噂になっていた黒人ハープ奏者アシュリー・ジャクソンが、満を持してソロ・アルバムをリリースする。NYを中心に活動する彼女は、先行しているブランディ―・ヤンガー同様に、黒人女流ハーピストのドロシー・アシュビーやアリス・コルトレーンらに触発されたが、さらにクラシックも学び、彼女自身、ジュリアード音楽院、エール大学での学位を経て、今ではハンター大学の音楽学部助教授でもあり、ハーレム・チェンバース・プレイヤーズのメンバーでもある才女だ。本デビュー作「エナンガ」は、ウガンダのハープの一種にちなんだ名前で、アメリカ音楽の豊かな多様性と西アフリカの伝統の影響を反映した音楽が表現されるという。ソウルフルで雄弁なハープと称される彼女の音色を、ぜひ体感したいものだ。本作は、6月16日に発売が予定されている。