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銀座十字屋創立150周年記念コンサート第2弾!

 

 

 創業150周年を迎える銀座十字屋が、その記念コンサートの第2弾として、「天啓の邂逅~奇跡のトライアングル」を開催すると発表した。前橋汀子(ヴァイオリン)、今井信子(ヴィオラ)、篠崎史子(ハープ)ら各楽器の女性アーティストのトップが一堂に会すという、なんとも豪華なコンサートで、5月20日に東京銀座・王子ホールで開催、チケットは4月15日から王子ホールで発売開始となる。

 

 コンサートの副題に、「中村千恵子プレゼンツ」とあるが、これが本コンサートが開催に至った理由に大きく関連している。かつて銀座十字屋は、十字屋ホールを運営していた。主宰の現・銀座十字屋会長の中村は、今回の演奏者たちのホールでの演奏会を別々にではあるがプロデュースしてきた。やがて新社屋建て替えのため同ホールが閉場したが、中村にはずっと温めてきた夢があった。「あのすごい三人が、もしも一緒のステージに立ったら、どうなるのかしら」と。そして今回、銀座十字屋が150周年を迎えるにあたり、中村は三人の共演という夢をぜひ実現しようと決心した。この三人の顔合わせだけでも奇跡であるのに、音楽の神はさらに粋な計らいをした。日本を代表する作曲家・池辺晋一郎が、このコンサートのために「やすらぎの朝に」という新曲を書きおろすことを買って出たのだ。この曲、ひいてはコンサート全体にも通底する裏テーマは母性である。幾多の音楽を、まさに生み出してきた日本を代表する三人の母なるミューズたちが、次世代に伝えるメッセージ集という意味合いもあれば、プロデューサー中村の実娘である中村江里子が当日のMCを務めたりと、まるで揺り籠にいるような終始温かい愛に包まれたコンサートになるだろう。新曲の他に、親しみ易い楽曲もプログラムされているというから、見逃し厳禁の演奏会である。

 

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