世界のハーピストたちの登竜門、USA国際ハープコンクールが、5月11日の慈善ガラ・コンサートの開催によって幕を開けた。いわば前夜祭とも呼べるこのコンサートは、エリザベス・ハイネン、アニエス・クレマン、そして香港の動乱で一時は安否も気遣われたダン・ユーが参加し、特別ゲストとしてトップ・ヴァイオリニストのジョシュア・ベルも加わるという、何とも豪華なプログラム。ショパン、プッチーニ、フォーレ、リストなどの曲を披露する。今回12回目を迎えた伝統あるコンペは、6月29日から7月9日まで、アメリカ・ハープの“聖地”インディアナ州ブルーミントンで行われるが、今回の本選審査員であるジュディ・ローマン、イザベル・ぺランら大御所たちを押さえて、日本の吉野直子が審査委員長として選出されている。 （Photo from USAIHC HP)