銀座十字屋eラーニング制作裏話

 いま、じわじわと話題になりつつあるハープのeラーニング。あなたはもう体験しましたか?今回、制作チームに舞台裏を語ってもらいました。

 

 


  ひと口にeラーニングと言いますが、その入り口や広がりは、想像以上に大きいものでした。インターネットを通じて、プロに何を語ってもらうか。我々はハープの上達にもっとも重要な要素は、2つに集約されると考えました。ひとつは、先生から直接指導を受けること。これは時代がどう変わろうが不変で、指や足の動きや演奏フォーム、直に生音を聞いて耳で学ぶ重要さなどは、やはり直接指導においてでしか学べない要素が多い。

 

もうひとつは、練習です。栄達した奏者たちは、異口同音にあるいは問わず語りで「練習」の重要性を説きます。一方、この練習こそが将来の血や肉になってゆくわけですが、モラトリアムに自分自身に向き合うことで、疑問や不安も同時に招いてしまう魔の刻でもあります。先生が傍にいれば、間違いはすぐに直してくれますが、練習は両刃の剣で、一心不乱にハープと向き合うのはいいですが、間違いやより良い方法を考慮せず、目的と目標を取り違えたまま、「弾けさえすればいい」という思い込みで突っ走ってしまうことも多々あるはずだと考えたのです。

 

 今回のプロジェクトは、教室における先生の指導が一番という理念は変えず、練習の際に「あなたは独りではありませんよ」と背中を押してくれるような、副教材的なアプローチを目指しました。先生が親のような存在だとしたら、eラーニングは兄や姉のような存在。だから人選も、常に先に往く、頼もしい、講師専従というよりも演奏会等の第一線で活躍中のハーピストたちにお願いしました。それがサーシャ・ボルダチョフ氏、古佐小基史氏だったわけです。

 

 

 たぶん、講師のお二方は、あなたが習っている先生とは違うアプローチで教えているかもしれません。サーシャは来日中に、古佐小さんはツアーから帰ってきた際に、それぞれ構想を語り、我々とは侃々諤々(かんかんがくがく)の討議を経て、短期間で映像に残してくれました。サーシャの場合、楽器のイロハの部分にはあまり触れたがらず、当日用意した譜面も使わず、結局「僕の頭の中で鳴っている曲と教え方でやらせてほしい」ということで、話し合った結果、演奏会でよく演奏される曲の攻略法というアプローチで臨むことで合意し、4つのビデオを撮りました。その過程で、1曲キャンセルし新たに加えたのがグリンカ編です。古佐小さんは、もともとジャズギターで嘱望されていた方ですが、ハープに興味を抱いて転向された方です。しかも医の道を志していました。ハープを学び始めたのが後発でも、いかに効率よく、体に無理なく、理想の演奏ができるかをずっと考えながらハープを演奏し続けてこられた方です。今回お二方いずれも、貯めこんだハープの知恵と知識を惜しげもなく開闢してくれました。一家言のある方で、経験に裏打ちされた「俺流」の作法を説いています。サーシャは「全ての人に向いているわけではない」と動画の中で語っています。古佐小さんは、「それが間違いであったと気付いたら、より原理が正しい方向で直せばいい」と説きます。

 

 いわゆる万人向けに制作したわけではなくて、レッスンと練習を交互に繰り返し、eラーニング講師からは練習の友としてヒントを得ながら、徐々にご自身に合ったハープ作法を取り入れていけばよいと考えたのです。頼もしいアニキとして、お二方は新しい学びの潮流を指し示してくださったと思います。

 今なら無料コンテンツもありますから、ぜひトライしてみてほしいですね。もちろん、教える側・教わる方も十人十色で、趣味趣向も各人違えば、レベルの違いもあります。これからもユニークな講師たちによる、効果的なレッスン動画をお届けすべくアプローチを重ねていきたいと思いますので、皆様からのリクエストをお待ちしています。 

(銀座十字屋eラーニング編成チーム)

 

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